祖父の代より受け継いだ農園の果樹たちは園主より先輩(年上)で
樹齢40〜50年生になります。
『信(しん)ちゃん果樹園』の屋号は
祖父の信光(のぶみつ)、父の信介(しんすけ)の『信』をいう字を当てております。お客様から「あなたがしんちゃん?」とよく尋ねられますが、
3代目園主の名前は『拓也(たくや)』です。愛称は『もったく』です。
私はじいちゃん&ばぁちゃん子で幼少期はよく祖父に付いて回り
畑や農協、市場へついて行く根っからの『農家の孫』でした。
しかし、やはり男の子モノづくりや機械が好きで
電気専門学校を卒業後20歳〜23歳までは
農業とは真逆の工業系の会社に勤めていました。
祖父の体調悪化を機に地元朝倉にもどり家業の農業をすることになりました。
全く農業の知識の無い状態での就農。。。。手伝いと本業でやるのは大違い‼
祖父のやっていたことと同じようにしているのに全然うまくいかず失敗のオンパレード
成功したかな?と思えばまた失敗の繰り返し。。。そんな日々でした。
近所の先輩農家さん、年の近い農家仲間の手助けにより
どうにかこうにか皆様へ美味しいフルーツをお届けできるようになりましたが、
現在も日々精進継続中の園主です。
この果樹は私たちに様々な事を語りかけてくれます。
「喉乾いたから水ちょうだい」
「いっぱい美味しい実を今からつけるから肥料プリーズ♪」
自分が向き合った分だけ樹たちは葉となり実となり応えてくれます。
『植物達が過ごしやすい環境を作る』このことが
信ちゃん果樹園の使命だと思います。
祖父から3代目へ未来へ繋ぐ伝統のこだわり
『自然(樹)に人に優しい農業』に努めています
当園ではクロレラ栽培により植物の持つ免疫力を高め
農薬散布の軽減に努めています。
また
肥料については即効性のある化学肥料は植物にストレスを与えてしまうので
穏やかに植物たちが取り込める有機肥料(魚粉、米ぬか、ぼかし肥料等)を
使用しています。
生まれも育ちも農家ですが・・・・
実は園主は虫が苦手です。(;^_^A
でもその虫たちは美味しいフルーツを作る為には欠かせない子たちなのです。
土の中にいる微生物たちが、豊かな土を
作って樹を育む
花から実になるためにミツバチたち昆虫が受粉を手助けしてくれる
太陽が、雨が美味しい実を
育ててくれる。
たくさんの自然・虫たちに助け育まれて、
果樹本来の生命力を最大限に引き出し
あなたへ幸せを届けることができるのです。
樹たちと真剣に向き合い手塩にかけた作物たち
収穫の喜びは至福の時間です。